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2019/06/16 (Sun) 22:13
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(70)

マーリフは戦意を完全に喪失していた。
魔神はその機会を見逃さず、触手を振りかざして彼に襲い掛かった。俺は反射的にダッシュするとマーリフを突き飛ばし、間一髪で触手の直撃から奴を救い出した。
「ゆ、勇者・・パルスィートが・・・」
「よく見ろ!パルはまだ戦闘不能にはなっちゃいない!」
俺は捕らえられている彼女を指差した。パルスィートは苦悶の表情に顔を歪めながらも、既に呪文の詠唱を完了していた。
「うぅ・・筋弛緩呪文!!」
敵の素早さと攻撃力を下げるこの呪文を彼女は魔神の触手から逃れるために使ったようだったが、残念ながら二重三重にも絡みついている触手は解けることは無く、脱出は叶いそうも無かった。
だが呪文の本来の用途、すなわち魔神の素早さを下げる効果は幾らかあったようで、辛うじてではあるが、俺は魔神の触手の動きを目で追うことが出来るようになっていた。
「よし、パルでかした!見えさえすれば所詮は軟体生物、剣で幾らでも対処は可能だ!」
俺は愛用のバスタードソードを構えると、魔神の触手に向かって切りかかった。
(脚を1本1本切り落としてやるっ!)

2019/06/09 (Sun) 16:46
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(69)

「きゃあああああああああああああああああああああッ!!」
突如としてあたりに響き渡る女の悲鳴が放心状態の俺達を現実に引き戻した。
すぐさま視線を前に向き直した俺達は、そこでわが目を疑う光景を見た。
hosoku
既にパルスィートが両腕を魔神の触手に絡め捕られ、なす術も無く空中で捕われの身となっていたのだった。
「嫌っ!放してっ!!」
マーリフは顔面蒼白となり、その場にへたり込んだ。
「嘘・・だろ・・?ほんの・・一瞬で4人のうち2人が戦闘不能・・」

2019/06/02 (Sun) 22:32
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(68)


パシンっ

そして、何かが弾けるような乾いた音が鳴り響いた、と思った次の瞬間にはもうサムスンの姿は戦場から消えていた。
「な!?」
「嫌あああああああああああああ!
サムスンさんーーーーーーーーー!!」

ドボン・・

遠くの海面から立ち上がった鈍い水しぶきの音と共に、サムスンは波間に消えた。

「今の見えたかっ!!?」
「いえ、全く見えませんでした!!」
「こいつ、予想以上に動きが速い!!」
「そんな・・しこたま飲んでいたとはいえ、サムスンを一撃で・・」

俺達が吹っ飛ばされたサムスンの姿を追って後ろを振り返ったのはほんの数秒の間の出来事だったろう。
生死すら分からない奴の完全敗北に俺達は激しく動揺した。
だが、魔神相手にほんの一瞬たりとも目を逸らしたのは明らかな失策だった。
そう、この数秒という時間は魔神が俺達を更なる窮地に追い込むのに充分過ぎるものだったのだ。

2019/05/25 (Sat) 20:04
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(67)

「マーリフ!!」
俺はマーリフに目配せをすると、黙ってパルスィートの方を指差した。
奴は困ってるんだか、焦っているんだか、なんとも判断のつきかねる微妙な表情で俺の方を見つめ返していたが、やがて黙ったまま魔神の方を指差した。
“言いたいことは分かったから、今は魔神との戦いに集中しろ”
そんな風に解釈した俺は我に返った。
そうだ、今は眼の前のプリンプリンより、ブヨブヨグニャグニャの方に集中しなければ!
どうもパルスィートの色香に惑わされると調子が狂ってしまう。
何とか正気を取り戻した俺は、改めて魔神と対峙した。

魔神と俺達のにらみ合いはしばらく続いた。
束の間の膠着状態。
お互い動くに動けなかったが、それもやがて終わりを迎える。
均衡を破ったのは例によってサムスンだった。
奴は首を1,2度ほどポキポキ鳴らしながら、ゆっくりと魔神に向かって歩み出た。
そして、
「海鮮風情が人間様を生贄に取って食うなど笑止。
このサムスンが直々に成敗して、ダーハマ名物たこ焼きの具材に切り刻んでやるから覚悟しろ」
そう啖呵を切り、剣を引き抜こうとした、まさにその時だった。

ゆらり・・

魔神の触手のうちの一本がゆっくりと起ち上がった。

2019/05/19 (Sun) 17:48
練習絵

rezero
Twitterに投稿したもの。番組は未見
たまには版権描かないと下手になる一方だ

2019/05/12 (Sun) 19:24
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(66)

俺は魔神とパルスィートを交互に見ながら、不謹慎にもそんなことを思ってしまった。
ジャケットを着たことによって確かに尻は隠れたが、何しろ彼女のお友達が「セクシーだから」と、それだけの理由で改造してしまったその制服は、胸も股間もまるっきり開けっぴろげなのだから。
特に胸当て無しのオッパイはジャケットの寄せ上げ効果で丸みがより一層強調されていて、貝殻の乳押さえが今にも弾け飛びそうな迫力だった。
kamae
(うひょお~~、たまんね。ハッ、まさかマーリフの奴、ここまで狙ったうえで敢えてジャケットだけ渡したのか!?)

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