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2017/04/02 (Sun) 02:04
ゆうしゃのぼうけん ~回復術者を新卒採用せよ~(4)

「前進」
考えた挙句、俺は皆にそう告げた。
「え~、ポーション残り1個ですよ?ホントにいいんですか?」
慎重派のマーリフは必ず否定してくる。
まあ魔術師の立場としては当然そうなるだろう。
「だから、ポーション1個で行けるところまで粘ってみよう。
撤退はそれからでも遅くない」
「雑魚ばかり相手ならそれでもいいでしょうけど、さっきみたいな強いのがまとまって出てきたらどうするんですか!?私がエナジードレーン(体力吸収呪文)を一発でも使ったら、もうアウト。撤退不可能ですよ!?」
「これは俺の勇者としての勘なんだけど、今回は随分と進んだワケじゃん?俺、ホントにあとわずかで抜けられそうな気がすんのよ、なんだか確信めいた予感のようなものがある」
「・・わかりました。勇者であるあなたがそこまで言うなら従います。前に進みましょう」
正直言うと、予感というのは出まかせなのだか、こういったポジティブな言葉でパーティーメンバーを鼓舞するのも勇者の大切な役目だ。
「よし、次はそこのy字路を右に曲がってみよう」

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