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2017/04/15 (Sat) 20:36
ゆうしゃのぼうけん ~回復術者を新卒採用せよ~(6)

一方、サムスンは微動だにせず、ある一点を見つめていた。
「なんだサムスン、出口の手がかりでも見つけたか?」
奴はその問いには答えず、黙ってモンスターの残がいを指差した。
「なんだあ?調べろってか?お前、自分が嫌な事をヒトに・・・て、
ああっコレは!!」

・ ・・・・・・・・・・・
・ ・・・・・
・ ・・・
・ ・

1時間後、俺たちは辛うじてトンネル・・、いやダンジョンを脱出した!
既に陽は落ちかけていて、辺りは薄暗くなっていた。
回復手段をすべて失ったあの時は本当にもうダメかと思ったが、偶然なのか、
それとも俺達のうちの誰かの普段の行いがよっぽど良いのか、
なんと倒した魔物が、大変貴重な魔力を全回復するマジックポーションを持っていたのだった。
今、俺たちの目には遠くに灯る街の明かりがはっきりと映っている。
「おい、あーああ、ちょっとこっちに来てみろよ」
俺が呼ばれた方向に顔を向けると、サムスンが旅人向けの小さな立て看を指差していた。
「自分たち、とうとう来たんだな」
その立て看には王国の誇る魔法学校を擁する街の名が刻まれていた。

“学園都市ヴァララナマへようこそ”

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