放課後。
俺たちは小講堂に設置した特設面接会場で待機していた。
いよいよ我々が面接官となり学生たちの面接を行うのだ。
「いや~、オレ面接官なんて初めてだぜ、こっちが緊張しちゃうよ」
「私だってそうですよ。しかし校長の最後のあの挨拶、アレには驚きました」
「おお、まさに有無を言わさぬって感じだったよな。
で、結局エントリーして来たのが、選抜クラス30人中、15人・・って、これ多いのか少ないのかどっちなんだ?」
「まあ、あの時の我々の醜態を考えたら、決して少なくは無い数です。結果論から言えば校長様様ってことになるんでしょうけど・・。
人数云々はさて置き、“言われましたから仕方なく来ました”みたいな子ばかり集まってもらっても困るんですよね、我々の究極の目標は大魔王を倒すなり封印するなりすることなんで。生半可な気持ちで参加されても、また早々にリタイヤなんてことになりかねません、そこだけが心配ですよ」
「ななな、あの子来るかな?例の後から教室に入って来たカワイイ子」
俺はエントリーシートを捲りながらマーリフに呟いた。
次の次くらいにイラスト来る?
(1ヶ月後かyo)
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