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2017/11/05 (Sun) 01:15
ゆうしゃのぼうけん ~回復術者を新卒採用せよ~(35)

さて一方、俺達のこんなキャッキャウフフなやり取りをサムスンだけは苦虫を噛み潰したような顔で見ていたのであるが、いい加減、イライラが頂点に達したのか、
「オイお前ら、いつまでくっちゃべってんだ!グズグズしてないで、とっとと出発するぞ!」
と毒気付いたセリフを吐くと、一人で勝手にズンズンと、脇目も振らずに歩いて行ってしまった。
「ああっ、サムスンさん待ってください~、みんなで一緒に行きましょう!」
後を追いかけるパルスィート。
「あいつ出発するって、どこへ行くか分かってるんでしょうか?」
「全くパルスィートに気を遣わせてどうすんだっての」
遠目に、ようやく追いついたパルスィートが何やらサムスンに話しかけている様子が見えるのだが、どうやら話題が全く嚙み合っていないらしい。
「やれやれ、まあサムスンの事はひとまず置いておくとして、勇者、真面目な話、我々の次の目的地ははどこへ向かいますか?」
「どこへ・・って、そりゃあ、しばらくはパルスィートのレベルアップも兼ねて、この辺り一帯の探索だろう?」
「私は一度、アラベスクかダーハマの街へ戻ることを考えているのですが・・」
「ダーハマへか?」
「ええ、パーティーに新メンバーが加わったことで、ひょっとしたら新しいお告げが貰えるかもしれません」
俺はお告げの件よりも、マーリフはきっと投資しているとうもろこしの先物相場の方が気になるんだろうな、とも思ったが、一度戻る事については異存は無いので大人しく従うことにした。

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