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2018/01/09 (Tue) 00:22
ゆうしゃのぼうけん ~インターバル~(2/2)

inter02
パルスィートのレベルアップを兼ねて、街の周辺を探索していると、いかにも曰くありげなダンジョンを発見した。
魔法学校の教員も近づかない危険なダンジョンだから、入るのは止めろ、との彼女の制止も聞かず、
俺達は、美少女から止めろと言われて止めるようでは男が廃る、とばかりに漆黒の迷宮へと突入した。

最下層で俺達はジャイアントバグ(硬い奴!)8匹に遭遇した。
マーリフが、全体氷矢呪文で迎え撃ったのだが、これがなんと不発!あいつたまに失敗するんだよな。
こっちはアテにしていただけに体制が総崩れとなってしまい、またしても絶体絶命の危機か!?
というところまで追い詰められた。
ところが、さっきから何やら聞いた事も無い長い術式をひたすら詠唱していたパルスィートが、呪文を唱えた途端、あれだけの数の敵が一瞬にしてなぎ倒されるように全滅したのだ!
マーリフが真っ青な顔をして俺に呟いた、
(あれ心停止呪文ですよ、使える人間初めて見ました。本来もっと高レベルな術者しか使えない恐ろしい呪文です)
俺は任務を完了して大きく深呼吸している彼女に、
「すげえな。魔法学校の卒業生は誰でも使えるのか?」
と聞いてみると、
「いえ、誰でもと言う訳では無いんですけど・・、でも私なんてまだまだです。心停止は即死型呪文の中では初級なんです。もっと強力な呪文もありますので、早く覚えてあー様のお役に立てるようにならないと・・」
と、どこまでも謙虚なのだった。
マーリフは彼女に聞こえないように俺の耳元で囁いた。
(これは目出度さも半分ですよ。勇者、気を付けないと)
「なにが?」
(酒飲んだ時、酔っぱらったフリをして彼女のオッパイでも触ったりしたら、間違いなく瞬殺されます)
「う・・!!」
俺は魔王と戦う前に味方の呪文で殺されるのは、ちょっとだけ嫌だなあと、一瞬真剣に考え込んでしまった。

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画力、スゲェ・・・

煉瓦とマジックサークルはフリー素材を加工しただけです

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