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2018/02/11 (Sun) 21:04
ゆうしゃのぼうけん ~生贄の村 恐怖の大蛸魔神~(5)

「それだけヤバそうな奴が潜んでるってことだよ」
さっきから腕組みをしたまま黙って聞いていたサムスンがようやく口を開いた。
「魔法の使えない自分にも気配がハッキリと分かるからな。畜生、もっと早く気がつけばよかったぜ。何れにせよこんなところに長居するのは感心しねえな」
俺はあらためて、辺りをよくよく見まわしてみた。『蛸』・・の祠か・・。今、俺達が置かれている状況と、やはり何らかの関係があるのだろうか・・?
「勇者、サムスンの言う通りです。このままここにいるのは危険です、一刻も早く立ち去るべきでしょう。それと、ここにある祠はそれほど傷んでる様子がありません、人による手入れがなされている証拠です。きっと近くに村なり集落があるはずです」
マーリフは畳みかけるように進言してくる。
俺は話を聞いてるうちに段々と気分が滅入って来た。また何処にあるかも分からない村を探して、あても無く歩き回らなくてはならないのか?本当だったら今頃ダーハマに到着していて、パルスイートの酌でパブで一杯やりながら、名物のたこ焼きでも突っついているはずだったのだ。ハッ!俺のたこ焼きに対する熱い思いが、こんな蛸を祀っている祠なんぞに俺達をジャンプアウトさせたのか!?
・・て、いくらなんでもそれは無いか。そんな事より、ここがそんなにヤバイ場所なら早くパルスイートを連れ戻さないと・・。

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